こんにちは。マサコカネヒラです。
2023年9月、借金返済中&不祥事で1年無給の夫がハイリスク投資(以下ギャンブル)で貯金を溶かしました。
本記事は③【別居にした理由】です。
子どもを連れて実家に帰ることを告げられた夫、離婚か別居か同居か迷う妻(私)、別居にした理由について書いています。
興味のある方はどうぞ。
※過去記事はこちら
夫が家族の貯金を使い込んでいました①発覚【ギャンブル依存症】
夫が家族の貯金を使い込んでいました②話し合い、決断【ギャンブル依存症】
妻「実家に帰らせていただきます」
夫による貯金使い込みが発覚。次の日に義両親と話し合いをして、帰り道に実家に帰ることを決めました。
その日の夜、子どもが寝た後に夫に以下のことを話しました。キレないで話しましたよ。もう覚悟決まってますから。
- 私と子ども達は実家に帰る
- 夫は無給期間は義両親に養ってもらう
- 仕事復帰したら義両親を頼らず1人で生活をする
- ギャンブル依存症の治療は行け
- それでもお金に困ったら行政や支援団体に相談しろ
- 養育費として私に毎月いくらか送金しろ、全く期待してないけど
- 会いたければ自費で来い
夫、大号泣。。。。まじか。そんなに泣くとは思わなかった。
夫にとっては子どもの存在が大きいようです(私は?w)。
ギャンブル依存症の治療も、子どもがいるから頑張ろうと思ったそうです。拒否する権利が無いことは分かっているが、やっぱり悲しい、と。
まあ、ちょっとは同情するよ。好きでギャンブル依存症になったわけじゃないんですよね。借金も、不祥事も、貯金使い込みも、ダメだと分かっているのにやってしまう。それで家族が離れていくのはきついと思います。
でも、それだけのことを夫がしてきたのです。ギャンブル依存症の症状とはいえ、私と子どもは経済的に大きな被害を受けました。もう一緒に住むのは無理です。家の中に泥棒がいるのと同じですから。
あと、別居は夫にとっても良いことだと思っています。「お金に困っても誰かが助けてくれる状態」ってのがギャンブル依存症にとって一番良くないです。今後は義両親も私も頼れない状態で、自分の力で立ち直るしかないです。1人の方がギャンブル依存症にちゃんと向き合えると思います。
再び一緒に暮らす時期は未定です。
夫の仕事は今後関西でほぼ確定だし、子どもの学校を考えるとしばらく引越ししたくないです。子ども達が進学や就職で家を出た後、夫がギャンブル依存症を克服して、それなりの資産を築けていたのなら、もしかしたら夫婦で住むかもしれません。
でも一生同居しないかもしれないし、それまでに離婚してるかもしれないし、分かりません。
話が終わった後、夫は1人寝室でしばらく泣いていました。・・・うるさい。私と子ども達がいる別室にもめっちゃ聞こえてくるわ。私も遅くまで眠れませんでした。
別居にした理由
実家には帰るけど籍はどうすんの?→今のところ離婚はせず、別居ということにしました。すごく良く言えば単身赴任w
別居にした理由は
- 夫への最後のチャンス
- 子供たちはまだパパが好き
だからです。
ぶっちゃけ私は離婚でも別居でもどっちでもいいと思っています。今さら世間体とか気にしていられないし。
最初は私と子ども達が有利な方にしようと思っていました。ちょっと調べると、離婚した方が手当や税制面で優遇されるっぽいことが分かりました。
それでも離婚にしなかったのは、夫にとって子どもが依存症治療の原動力になっているからです←泣きながら言ってた。今子どもを失うと、夫は自暴自棄になってしまうかもしれない。まあ自業自得ではあるんだけど。
でも、今までと違って、夫は病気を自覚して治療を受けようとしています。それが本気な間は、まだこの子たちの父親でいさせてやろう、最後のチャンスを夫に与えよう、と思いました。
幸い、子ども達はまだパパが好きみたいです。一応良きパパでしたからね。子どもの貯金を使い果たした時点で最悪なんですけどね。長男には「パパはお金をたくさん使ってしまう病気なの。一緒に住んでいると生活ができなくなっちゃうから、離れて暮らすことにしたよ」とめっちゃ正直に話しています。良いのか悪いのかは知りません。
長男は「離れて暮らすのは寂しいけど新幹線に乗って会いに行くね!」「一緒に阪急乗ろうね!」とか話をしています。子ども達がそういう感じなら、まだ籍はそのままでもいいかぁ、と思いました。甘いですかね(^^;
懸念点
ただ、別居で心配なことが1つだけあります。
夫のギャンブル依存症が悪化して犯罪行為までしてしまったらどうしよう、です。
犯罪なんて大げさな、って思います?
ギャンブル依存症の人は思考回路が普通じゃないんですよ。ギャンブルが生活の中心にあって、お金を得るために常識では考えられないようなことをするんです。非依存者と比べて犯罪に手を染めやすい精神状態にあると思います。
犯罪率のデータとかは見てないですけど、これまでの経験から「可能性は十分あるぞ」と思います。ギャンブル依存症のご家族なら分かってくれるはず。
実は、不祥事の時に突然警察官が3人家に来たんですよね…。夫と普通に話して帰って行ったんですけど…血の気が引いたよねー。もう警察沙汰は本当に勘弁してほしい( ;∀;)
対策としては、公正証書を作成しようと思っています。まだちゃんと調べてないんですけど、以下のようなことを記録したいです。
- 別居中のお金の約束
- 守れなかった場合、妻に有利な条件で離婚
- 夫が犯罪をした場合は即離婚、妻と子は責任を負わない
公正証書を作成していても、実際配偶者が犯罪者になると相当なダメージを受けると思います。でも、証書を残しておくことで、これまでのことや、こちら側の意向が外部の方にも伝わりやすくなるかな、と思います。それが私と子の負担を軽くしてくれると信じています。
不祥事の時にも公正証書を作ろうと思っていたんですけど、引越しや転職でバタバタしている間に忘れていました(^^;今度はちゃんと作ります!!!作ったら記事にします!
これは夫の最後のチャンスなので、万が一の時にはすぐ離婚できるように準備しておきます。転出届を出す時に、離婚届ももらってきて保管します(^^)
正解は家庭によって違う
こんな感じで我が家は別居することに決めました。
非常に難しい選択でした。今でも「離婚した方がいいんじゃないか」「同居でもなんとかなるんじゃないか」と考えることもあります。「病気」と考えると、夫を見捨てるようで心苦しい。でも私の「気持ち」を優先すると、信頼関係が壊れた夫とは縁を切りたい。どちらの気持ちも同じくらいあります。
よく考えた結果、我が家は物理的に距離を置くことにしました。少しでも何かが違っていたら、違う選択をしていたと思います。
ここまで読んでくださった方にも、色々な考えがあるのではないでしょうか。「そんな奴とは離婚だ」「夫婦支え合って一緒に生活すべきだ」「そもそもそんな奴と結婚したのが悪い」とか。
私も結婚した当初は夫がギャンブル依存症になるなんて思ってもいませんでした。違う世界の話、と思っていたし、なんでそんな人と結婚しちゃうんだろう、とも思っていました。
でも、当事者になった今は分かります。普通なんですよ、ギャンブル依存症の人って。見た目も性格もすんごい普通。普通なのに、頭の中が普通じゃなくなって、普通じゃありえないことをやってしまうんです。
他の病気だって、みんな希望して罹患しているわけではありません。ギャンブル依存症も同じです。遺伝や罹りやすい性格とかはあるかもしれませんが、それも他の病気と一緒です。
ギャンブル依存症の家族は、経済的精神的に大きなダメージを受けます。病気の症状とはいえ、簡単に許すことはできません。でも、そんな依存症患者もまた被害者なのです。許せない、けど依存症患者自身も辛いんだ…依存症患者の家族はずっと葛藤しながら生きていくんだと思います。
だから、他のギャンブル依存症のご家庭が違う選択をしても、私は批判できません。
複雑な思いを抱えていることはよく分かるし、家庭環境や症状の程度はそれぞれ大きく違います。違う選択になって当たり前です。ギャンブル依存症&DVで離婚した人も、ギャンブル依存症でも親がお金持ちで出してくれるからそのまま結婚生活を続けている人も、知り合い(の知り合い)にいます。
多分、どんな選択をしても周囲からはとやかく言われると思います。でも、各ご家庭で納得できるならそれでいいと思います。
夫は40代でギャンブル依存症になりました。辛いけど、みんな生きている間に必ず病気になる。我が家の場合、たまたまこのタイミングでこの病気だったというだけです。もしかしたらこの先は大きな病気もなく穏やかに過ごせるかもしれないし、もっと大変な病気になっているかもしれません。先のことは分かりませんが、我が家はこの状況を受け入れなければなりません。受け入れて、これから先を生きていかなくてはなりません。
なんか自分の気持ちを整理&正当化したくて、悲劇のヒロインにでもなったかのように色々書いています(^^;でも、私が特別なわけではなくて、誰でも一生のうちに大きな困難がやってくるものなんだと思います。私の場合、それが今なんだと思います。今は耐えて、家族が少しでも健やかに生きることを考えます。
で、老後にはこのことを笑って話すファンキーなババアになりたいと思いますw目指すはドクターくれは(ドクトリーヌ)!知らない人はone piece16巻から読んで!
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次回予告
ここまで読んでくださってありがとうございます!
多分まだ続きます。次は、依存症の初回カウンセリングに同席した時の話にすると思います。
でもこのシリーズにちょっと飽きてきたので、間に違う記事を挟みます(^^;
関西の思い出に、関西のお出かけ日記的なものとかを書きたいです。有益情報はありません。
気長にお待ちください。
追記:続編はこちらです↓↓
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過去記事です。